藤本けいすけの「日日是好日」

藤本けいすけの「日日是好日」

国政・県政・市政報告会模様

10月4日(土)、茅ヶ崎市役所分庁舎にて、立憲民主党茅ヶ崎ブロック議員団による「国政・県政・市政報告会」を開催しました。

報告会には約50名の市民の皆さまにご出席頂き、第1部では牧山ひろえ参議院議員による国政報告、平野みぎわ神奈川県議会議員による県政報告、早川仁美市議会議員、吉川ひかり市議会議員と私の3名による市政報告を実施。

続く第2部では、慶應義塾大学経済学部の井手英策教授による「財政とは何かを考える~エクストリーミズムに立ち向かうために~」をテーマに講演会を開催し、「ベーシックサービスの実現で、弱者を助ける社会ではなく弱者を生まない社会を目指す」という井手教授の熱弁に大いに感銘した1時間となりました。

奇しくも報告会開催中に日本初の女性総理大臣誕生が確定的となりましたが、今後も国政、県政、市政一気通貫の取り組みで、政治を私たちの手でコントロールできる社会の実現を目指して行きます。

市議会第3回定例会が終了しました

9月1日~30日まで開催された第3回定例会が終了しました。

今回の主要議案は下記の通りですが、所属会派「ちがさき立憲
クラブ」では、慎重な審議のうえ全議案に賛成しました。

また、不登校児童・生徒に対する様々な支援策を市に求める陳情
については、文化教育常任委員会にて全会一致で採択され、我々
の会派でも、陳情で要望のあったフリースクールの運営助成や、
地域での居場所づくりについて積極的に支援して参ります。

道の駅 湘南ちがさきは今

「道の駅 湘南ちがさき」が本年7月7日に開業して早くも3ヵ月が過ぎようとしています。

先日市議会都市経済常任委員会にて、運営事業者さんと運営状況や課題等について意見交換の機会を持ちましたので、その概要をお知らせしたいと思います。

現在は店舗内に約2,000アイテムの商品を用意し、特徴としてはビール(豊富な地ビールを品揃え)や、フレンチ・ハワイアン料理、地元アイスなどが大人気だそうです。

平日で約4,000人、土日祝日で約7,000人の来店があり、概ね5割が湘南エリアから、8割が県内から(ということは県外からは約2割)とのこと。

圏央道出口そばという立地からもっと県外からの来客が多いかと想像していましたが、少し意外でした。今後に期待です。

商品ラインアップ面で見ると、開業前から市議会としても期待の強かった地産地消(”茅産茅消”)推進という観点では、野菜、菓子類を含め市内産品が売上ベースで約5割を占め、今後さらに拡大を目指すとの説明でしたが、地元野菜類のタイムリーな納品・陳列に工夫が必要なようです。

周辺道路の渋滞解消やオリジナル商品の品揃え充実、江ノ島、平塚シーテラス(本年11月開業予定)など湘南エリアの観光・商業施設との協業、夜間需要の取り込みと保安対策、市内回遊客の拡大など課題も山積みですが、私も開設に賛成してきた立場から、湘南唯一の道の駅成功に向け、応援&運営チェックに努めたいと思います。

まだお越しになっていない方は是非ご来店頂き、感想・ご意見などをお寄せください。皆様の声が「道の駅 湘南ちがさき」が磨き上げて行きます!

立憲民主号外(ちがさき版)最新号をお届けします

立憲民主号外(ちがさき版)最新号をお届けしますので是非ご一読ください。


記事中にあります通り、10/4(土)午後、茅ヶ崎市役所分庁舎にて「県政・市政報告会」を開催致します。皆さまのお越しを心からお待ちしております。

第3回定例会(9/1~9/30)がスタートしました

9月1日(月)、市議会第3回定例会がスタートしました。会期は9月30日までとなり、通常の補正予算や条例改正案に加え、指定管理者選定(市内児童クラブ~東部ブロック、西部ブロック)、2024年度決算などの重要議案も審議。私も決算審査小委員会委員として参画します。


また今定例会の一般質問では、テレワークや兼業などを含む「市職員の多様な働き方」と、本年4月からハラスメント対策を主な目的として始まった「市庁舎への電話の通話録音」の2題について取り上げます。


前者では働き手不足の解消や地域人材活用等を推進するため、地方公務員の兼業(民間企業での就業や自営等)基準を緩和するための通知が総務省から出されたことに対する市の見解を、また後者では通話録音の評価や課題、録音データの法令上の取り扱いなどについて質します。


私の登壇日は9月3日(水)10時の予定です。是非とも議場またはインターネット中継での傍聴をよろしくお願い致します。
☆こちらからご覧頂けます⇒ 茅ヶ崎市議会 映像配信

学びのカタチも様々に

7月29日(火)、所属政党の政策委員会メンバー(県内市議・町議有志)で鎌倉市が本年4月にスタートさせた由比ヶ浜中学校(不登校特例校)を訪問しました。

江ノ電・由比ガ浜駅近くに約5億円をかけて建てられた校舎には、現在約30名の生徒が在籍(定員30名程度)し、静謐な環境で新しい学びの日々を送っています。

鎌倉市でも全国的な傾向と同じく不登校児童・生徒数が増加しており、2022年度には300名を超えたことなどから、熟慮を重ね御成中学校の分校として設立されました。

同校では「社会的自立」と「自己実現」を基本理念に据え、「学校が子どもに合わせる」、「自分たちで学びの場をつくりあげる」、「自分のペースで学ぶ」、「教科の枠を超えて体験的・探求的に学ぶ」、「自分たちで学びとる」、「学び方を学ぶ」、「異学年・少人数・個別などの多様なスタイルで学ぶ」、「海や森、まちなど鎌倉全体で様々な人々と関りながら学ぶ」などの目標を掲げていますが、これは明治5年の学制制定以来連綿と続けられてきた日本の学校教育スタイルのほぼ真逆を行く内容となっています。

このような不登校特例校やフリースクールの存在には賛否両論の意見があることは事実ですが、どんな形にせよ我々大人は次代を担う子どもたちに「学びと成長の機会」を保障する責任と義務があることは間違いありません。

訪問時に受けた学校概要説明の中で、小学校からずっと不登校だった生徒たちが、由比ガ浜中学校での日々を活き活きと語る動画を観たときには、思わず涙ぐんでしまいました。

不登校の理由は様々。であれば学びのスタイルも様々であって良いのではないでしょうか。授業を「学びの場」と呼び、成績表を「学びの足跡」と呼ぶ。単に言葉では無い教育の本質がそこにあるような気がします。

時代と社会の流れに合わせて教育も進化・変化して行く・・・。校舎を去る時、スタッフルーム(教職員室)で和気あいあいと鉄板プレートで昼食の焼きそばを作る先生方の笑顔が印象的でした。

(補記)
同校には民間企業から寄贈された2台の3Dプリンターが設置されており、生徒は自由に好きなものをパソコンで設計し造形できるそうです。

2台とも毎日フル稼働。まるで子どもたちが自分自身の人生を真剣に考え、一生懸命形にしようとしているのだと感じたのは、果たして私だけでしょうか・・・。

茅ヶ崎市議会初の公式オンライン会議を開催!

7月11日(金)、市議会ICT活用推進協議会で、茅ヶ崎市議会としては初となる公式オンライン会議を開催しました。

私も4月まで同協議会の座長を務め、2年間にわたる慎重な協議と準備を重ねてようやく実現に漕ぎつけたものですが、全国の自治体でもまだ実施例が少ないことから、注目に値する取り組みであると考えます。

先のコロナ禍で社会ではオンライン会議(リモート会議)が一気に普及しましたが、当市議会では感染症蔓延時だけでなく大規模災害発生時や、議員個人の介護や育児等で必要が生じた場合にも、オンラインで委員会等(法令上の制約により全議員が議場に参集して開催する本会議を除く)を開催でできることにしました。

もちろん、議会は言論と討議の場であり直接対面方式での会議が基本とはなりますが、状況に応じた柔軟な対応により、全議員が議論と意思決定の場に参画できる仕組みを用意することは、議事機関である議会の持続可能性を担保することに繋がり意義深いことと考えます。

これからも、議会活性化と市民福祉の向上を目指し、新しい取り組みに積極的に挑戦し続けます!(画像は茅ヶ崎市議会公式フェイスブックから転載)

個人視察(「自治体・公共Week2025」報告

7月4日(金)、都内の国際展示場で開催された自治体向け展示会を視察しました。以下概要のご報告となります。

1. 展示会のコンセプト

自治体・公共団体等向けの7つの専門展(地方創生、自治体DX、スマートシティ推進、自治体向けサービス、地域防災、インフラメンテナンス、地域福祉)で構成された総合展示会です。

2. 視察総括

本年は人口減少と超高齢化トレンドを踏まえ、「生成AI」と「新たなモビリティサービス」、「モバイルデバイス(スマホ)」を活用した出展が目立ちました。茅ヶ崎市でも現在実施計画2030を策定中ですが、中・長期的かつ全庁的な視点に立ち、各事業・施策の立案に当たっては、この3つの要素の取り込みが必要と考えます。

3. 注目した展示等

(1)給付金支給支援システム

各種給付金の支給について、スマホ等による電子申請+コンビニATM受け取りを実現するシステムです。今後も国の施策として不定期的にせよ給付金の支給が続くと想定されることから、支給に
伴う人件費削減と迅速な支給を目指し、本市でも導入に向けた積極的な検討を進めるべきです。

(2)自動運転移動サービス

ドライバーの人材不足を踏まえ、自動運転移動サービスの関連ベンダーが多数出展し、一番来場者の多い注目のブースでした。茅ヶ崎市でも年度内に実証実験を行うための事業費が予算化され、
今後事業者選定、ルート設定、車両構築、リスクアセスメント、通信環境整備、3次元地図データ作成などの諸準備が必要ですが、、有益な実

験成果を収集し、是非とも社会実装に向けた取り組みを進めて欲しいところです。

(3)バリアフリーマップサービス
自治体が主導し、地域のバリアフリー環境(公共インフラ・施設、店舗・商業施設等)をデジタル情報として可視化する仕組みです。バリアフリーは障害者や高齢者・病状者だけでなく、乳幼児を持つ世帯や初めて街を訪れる方々(観光客等)にとっても有益であり、環境整備に対する助成金施策とリンクさせ、「全ての人に優しいちがさき」を目指すべきと考えます。

(4)放置自転車対策システム

茅ヶ崎市でも放置自転車の撤去・保管に多大なコストを投じていますが、発見⇒車両データ登録⇒監視(条例・規則で定めた撤去までの留保時間)⇒撤去・保管までを、専用端末とセンター装置で一括集中管理するシステムです。監視員の作業負荷軽減や、要パトロール箇所の抽出を始め、条例・規則上のルールに沿った効率的な放置自転車対策の構築が可能となります。

茅ヶ崎で自動運転移動サービスの実証実験を開始!

市議会第2回定例会が昨日閉会しました。


今定例会では、一般会計補正予算や、茅ヶ崎ゴルフ場区域の開発に関する条例改正、いじめ問題への対応強化を図るための条例改正、保健所新庁舎建設工事にかかる入札結果など多数の議案が審議されましたが、その中で最も注目を集めた議案が、市内で「自動運転移動サービス実証実験」を行うための補正予算でした。


委員会審査では、私が所属する都市経済常任委員会に付託されましたので、多くの質問を行った結果、以下の概要が明らかになりました。


・予算規模は5,000万円(うち4,000万円は国庫補助)
・今後のコミュニティバスの運行確保が主目的
・市立病院~JR香川駅間での運行(日中4往復程度)
・乗車は無料(募集)、乗客からはアンケートを徴取
・自動運転レベル2で運行(運転管理者=オペレータを含め6名乗車)
・実施時期は令和8年1月頃(21日間)
・自動運転ベンダーに委託予定(入札)
・関係機関等との協議体を設立


折しも本年5月に有志市民の皆さまと市内にある自動運転車両の開発工場を視察したばかりで、このような事業構想が早速出てきたことに少し驚きましたが、高齢化の進展に伴う運転免許証の返納や運転手の人手不足に伴うバス便の減少などで、特に高齢者や障がいを持つ市民の皆さんにとって、生活上の移動手段確保は切実な課題となっています。


今回の取り組みが実験に止まらず本格導入に繋がるよう、積極的
に後押しして行きたいと思います。

第2回定例会の一般質問を終えて

6月10日(火)の本会議で一般質問を行いました。


今回は「市北部地区で急増する資材置場について」と「市斎場について」の2題について取り上げましたが、いずれも過去に質問した同主旨のテーマについて、その後の市の対応や進捗状況などを問うものでした。ここでは、市民の皆さんの関心が高い「資材置場」問題について、私の質問趣旨と市の答弁(回答)概要をお伝えします。


【質問の背景】
まず、市北部地域はエリアの大半が「市街化調整区域」に指定され、勝手に住宅等が建てられない地域になっていますが、その中の農地については後継者が居ない等の問題から、資材置場や駐車場(以下資材置場等と呼びます)に転用されるケースが増加しています。
農地からの転用手続きさえ済めば、3,000㎡を超える用地以外は市への届け出すらも必要なく、そのまま資材置場等として使用することが可能です。

そのような経緯から、最近市北部地域では資材置場等が日に日に急増し、景観の棄損、通学路や住宅地内の生活道路を往来するトラックの増加、騒音・悪臭や火災の発生など、様々な問題が発生するに至っています。


【資材置場等の設置状況について】
市(都市部長)の答弁では、直近の航空写真データによれば、資材置場の可能性がある500㎡以上の空地(くうち)が約170ヵ所程度あり、近年やや増加傾向にあることがわかりました。


私も日頃バイクや徒歩で地域をくまなく回っていますが、小規模の資材置場を含めると、170ヵ所では到底収まらないくらいの置場が存在すると推測します。(3,000㎡以上の資材置場で、条例により市に届け出が出された用地は累計で7件)


また、条件が悪ければ山林火災に繋がりかねない資材置場での火災も昨年度中に2件発生し、消火活動に時間を要する等の課題についても答弁がありました。ことは「人命」に直結する由々しき問題です。


【資材置場を規制する条例制定への見解について】
私が所属する市議会内会派(ちがさき立憲クラブ)では、資材置場を規制する条例を全国に先駆けて制定・運用する埼玉県川口市を2度訪問し、その狙いや運用状況、課題などについて調査しました。


同市では、市内に800ヵ所を超える資材置場が存在し、地域住民との様々なトラブルが発生していることから、本年3月に既存の資材置場を含めて「資材の適正保管」を求める条例を新たに制定し直し、100㎡を超える新規設置案件については全て許可制にすることとしました。(違反事例への罰則も1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金に強化!)


私は質問の中で、茅ヶ崎市も川口市のような条例を制定し、資材置場と地域が共存共栄を図れるような環境づくりをすべきと提言し、市からは既存制度の運用を徹底しつつ、他市の事例を参考に調査研究を進めるとの答弁がありました。この点は前回の一般質問時に比べて一歩前進の答弁と考え、今後も引き続き市に対してその状況を確認して行きたいと思います。

 

【市民へのアンケート調査や意見収集について】
資材置場問題は、よく地元の市民集会でも質問や規制要望などが出ますが、私からは市が能動的に地域住民や農地の活用を図る農家、或いは実際に資材置場を開設・運用する事業者等に対し、アンケートやヒアリングを行って、その実態や課題などを調査・把握すべきではないかと質したところ、市からは調査対象を抽出したうえで、管理・運営状況や課題等について調査を行い、今後の様々な検討材料にしたい旨の答弁がありました。こちらも条例制定の必要性判断に向けて、まずは一歩前進だと評価します。


これからも、地域のより良い生活環境を維持するため、資材置場問題についてはねばり強く取り組んで行きますので、皆様も是非関心を持ってウォッチ&チェックしていただくようお願い致します。